風が吹けば桶屋が儲かる。
までの飛躍はないが、今回は「大型ショッピングモールの過剰供給はEC企業のロードサイド進出を促す」というハナシを書いてみたい。
「ここもテナントの撤退が目立つなぁ」
は各地の大型ショッピングモール訪問時の決まり文句になっている。
今回は派生記事である旨、先にお断りしておく。
現在執筆中の寄稿予定原稿から一部抜粋、補足して書いている。
もはや自動運転の進化と普及は足踏みすることなく拡がり、万人が違和感を抱くことなく社会に浸透するだろう。
運転の補助機能から完全無人化に向けて、技術や環境そして法整備までが着々と進んでいる。
物流拠点は少ない方がいい。
理想は一拠点ですべてまかなうこと。
そう主張し続けてきた。
複数拠点間の在庫管理、人員管理、品質管理、などの平準化には困難が付いてまとうし、運用コストは拠点数に比例して歩留まりが悪くなってゆくからだ。
とりわけ、中小企業の自社物流なら直感的に「多拠点は悪」と判断することがほとんどで、実際にコスト比較のシミュレーションを行えば具体的な根拠が得られる。
最初の直感は正しかった、という結果に終わるだろう。
いまさらではあるが、近年建築された大型倉庫についてのハナシである。
REIT( real estate investment trust、リート:不動産投資信託)やら投資法人云々の説明や現状はさておき、もっと原始的で単純な懸念というか疑問を抱いてきた。
それは回収期間についてだ。
もちろん一概には言えないということも心得ている。
巨大ファンドの内陸型倉庫建設のピークが過ぎようとしている。
追随してきた国内の投資ファンドやディベロッパー系事業者は、いまだに中規模のマルチテナント型物件の着工・竣工情報をリリースしているが、それも長くは続かないだろう。
あくまで私見だが、そろそろ保管料相場の高止まり幻想が消え去るのだと感じている。
冒頭からいきなりで恐縮だが、まずは以下をご覧いただきたい。
図表化せずにテキストでの説明なので、見比べにくい点は前もってお詫びしておく。
(購入者A)
■決済方法:クレジットカード、電子マネー、銀行・郵貯振込、代引き、後払い
■配送料金:300円
■再配料金:無料(初配から14日以内)
■配送日時:指定可能。配送日時お任せ(複数から選択)割引あり(▲150円)
■受取方法:選択可能。受取方法お任せ(複数から選択)割引あり(▲150円)
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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