読者諸氏に質問。
「貴社の受注管理と出荷指示は正しく区分けされていますか?」
回答の概ねは、
「当然である」
「正常である」
「そうであるから今日も仕事になっている」
などの類語が並ぶはずだ。エライお方ならなおさらにそうだろう。
風が吹けば桶屋が儲かる。
までの飛躍はないが、今回は「大型ショッピングモールの過剰供給はEC企業のロードサイド進出を促す」というハナシを書いてみたい。
「ここもテナントの撤退が目立つなぁ」
は各地の大型ショッピングモール訪問時の決まり文句になっている。
今まであえて触れないようにしてきたが、やはり一度は書いておきたい。
自身を奮い立たせる意も含んでの本稿だと察していただければ幸いだ。
パンデミック。視えない出口。消沈と閉塞感の蔓延。
世界中の人々が同時に見舞われる災いの到来は人生で初めての体験。
不透明な明日への不安や漂流状態の浮遊感が、会話を途切れさせ行動を委縮させる。
過去に何度も記しているとおり、国内の倉庫床面積は完全に余剰状態となっている。
ごく限られた一握のプレイヤーたちが掲げる次世代型新設倉庫への需要。
ほとんどの事業者や生活者の日常感覚からはかけ離れた「順調な着工・竣工と好況な契約進捗」が次々と発表されている。
久々の手前味噌だが、そこそこ「ウマイ」という自負もあるので、食わず嫌いなさらずにお読みいただければ幸いだ。
500件には足らないと思うが、少なからぬ実務事例から導いた手法なので、その効用には一定のエビデンスがあるということも付け加えておきたい。
今まで何度か地方自治体がらみの原稿を書いてきた。
過去のよもやま話や他媒体への寄稿文を読み返すと、地方自治体を真ん中に据えたハナシをちゃんと書いておくべきだと感じた。
いくつかの原稿に散らばっていた内容を「物流事業が寄与できる地方自治体の活性化」という切り口で簡単にまとめてみたい。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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