掲題のような見出しの記事がWEB上にあらわれる日も間近。
と書きながら、うーん……と無言で唸る。
が今回の書き出しとなった。
秋の行楽シーズン真っ盛りである11月の3連休。
しかしながら衰えぬコロナ禍によって人出も振るわず……という書き出しになるはずが、実際には各地大盛況だったようだ。
因果応報よろしく、年末にかけての感染爆発を案じる報道が盛んだ。
倉庫の仕事は人気がない。
正社員もアルバイトも応募者は少ない。
その手のハナシはうんざりするほど聞かされてきた。
求人誌や人材派遣業の営業担当者、職業安定所や人事関連のWEB媒体の編集者など、各方面の人々が押しなべて口にする言葉がある。
昨今の新設倉庫建屋は素晴らしいものが多い。
建屋の構えと仕事の中身が別物であるのはもちろんなのだが、同じ中身なら立派できれいで便利な方がよいはずだし、個人的にもまったく同じ感覚だ。
新しい≒きれい≒評価ポイント≒判断材料のひとつ≒報告項目
のような潜在意識が作用しているのだとしたら、新しくて大きいことは有利となる。
ヤードやバース前、庫内通路を往来するリーチやカウンターを操作している女性スタッフの姿が目立つ――今やそんな光景は珍しくなくなった。
その顔ぶれも、昨年まで高校生だった10代から来年には前期高齢者になると聞かされてもにわかに信じがたいほど若々しい60代まで、経歴や年齢も多彩だ。
LOGISTICS TODAYをはじめ、業界誌やWEB記事などでは、工場や倉庫の自動化や補助ロボットなどの導入に関する情報掲載はほぼ日常化している。
物流現場の慢性的な労働力不足は、今後ますます深刻度を増すだろう。
それゆえに、各業界各企業は「人間の代わりもしくは補助」となる日進月歩の利器を比較検討し、試用や採用を始めている。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。