物流よもやま話 Blog

  • コボットの惑星 第4章 まちがわないコボット

    カテゴリ: 予測本質

    物流業務に限ったことではないが、人間は同じまちがいを繰り返す。
    いつの時代でも、「かつてない出来事」や「前代未聞の不祥事」「有史来の逆境」などと、大仰な言い回しで目の前の現象を表現するが、その大半は歴史や履歴や沿革などの不勉強や短絡な思い込みに過ぎない。

  • コボットの惑星 第3章 テセウスの船

    カテゴリ: 予測本質

    物流現場は標高ゼロの地点にある。
    言い換えれば「間違いは常在しており、それが皆無となる世界など想像できない」となる――はあまりにも極論すぎるのだろうか?
    われわれ物流屋は荷主企業が「ゼロ」を目指す道程の途中にあるどこかで業を営み、毎日それで食っている。

  • コボットの惑星 第2章 ドラえもんとのび太

    カテゴリ: 予測本質

    1994年にNEDO(現在の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が企画し、広報・教材ビデオとして制作された『ドラえもん のび太と未来ノート』は、その主題をエネルギーから物流に代えてリメイクしても、今の時代に十分適用可能なコンテンツだと思える。
    そうなると、のび太君とドラえもんの配役が気になるところだが、読者諸氏ならどう考えるのだろうか。

  • コボットの惑星 第1章 物流の未来ノート

    カテゴリ: 予測本質

    「ロボットからコボットへ」
    こんな謳い文句を見聞きしたことがある読者諸氏は多いだろう。
    日本国内ではまだ黎明期・試行期だが、欧米では市場参入者の急増が続き、製品やサービスの投入が活発化している。いくつかの要因の重なりによって、顕在化している現在の市場ニーズを上回る供給量となってしまい、統計的には一時的ながらも足踏みから伸び率の鈍化という状況になっている

  • エンドクレジット2020

    カテゴリ: 信条

    カレンダーの巡り合わせで、本年最後の掲載はクリスマスとなった。
    全世界がほぼ一年間、疫災と呼ぶにふさわしい視えない被害に見舞われた2020年。
    毎年欠かすことなくにぎやかに華やかに街が彩られ、音楽が流れて、人々の笑顔や歓談で往来の空気は弾むようにふくらむ――昨日から今日にかけてのそんな風物も、控えたり取りやめたりの連鎖で消沈している様子が痛々しく憂うつ極まりない。

  • 多摩川園のランチとみつごのたましい

    カテゴリ: 余談

    今週は強烈な寒波が南下しているため、全国的に寒い日が続いている。
    夜明け前から7時ごろまでは冷え込みの底となるので、暖房なしでは過ごせない。
    各地から降雪の報が届いたりするたび、災害や事故の発生を案じつつながらも、師走らしい風情を想ってどこか嬉しい私である。
    やはり冬は寒い方がそれらしいとつくづく思う。かたやで窓を閉めたままの暮らしは、コロナウイルスの感染激化につながるのではと気がかりだ。
    いくつかの国でようやく始まったワクチンの投与だが、日本国内で全国民にいきわたるにはまだ数か月かかる。それまでは、爆発的な流行の手前で抑え込んでおきたいと切に願う。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

最近の記事

アーカイブ

カテゴリ

お問い合わせ Contact

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム