企業の物流業務は外部委託が主流である。
自社倉庫運営にあたり、作業請負業者と契約したり、3PLに丸投げしたり。
言い回しや理由付けの順番に違いこそあれ、どの企業も似たような実態や本音を抱えている。
掲題の言葉はロジ・ターミナルの行動規範。
バスケットボールやレーシングシーンとニュアンスが異なるのは、競ったり、抜き去るために対面したり並走するのではないという意で用いているからだとご理解いただきたい。
物流専門職養成プログラムの根底には「対面会話」「並走して次へ」という不文律がある。
私がくたばった後、あとを継ぐ者がいるとしても、それは変わることがないと信じている。
掲題であきらかですが、今回は完全に余談であります。
物流のかしこまった技術論や方法論のハナシは一切出てきませぬ。
なので物流情報収集目的の方々はスルーしてください。
ただの「自己流よもやま話」です。
昨年の勤労感謝の日以来、久々の雑談・余談の回としますので、読前にご了承を。
学生時代のことを想い出していただければわかりやすいと思うのだが、試験の際に時間の余裕があれば自分の答案用紙を何度か見直す。
いわゆる「間違い探し」というやつだ。
私は横着極まりないので、全部書いたら見直しもせずに提出して、外でぼ~っとしていたが、多くの同級生は時間切れまで何度もチェックを繰り返していた。
過去に何度か「もし自分がECをするならどんなジャンルを選ぶだろう」
と考えたことがあった。
趣味性の高い専門的な商材でやってみたいと思った。
たくさんは売れないが、生活できる程度の収入になればよいと願い起業するに違いない。
幸いなことに入荷から発送までの業務は全部自前でできるので、そこはかなり倹約できる。
毎度毎度の私見・私感だが、EC企業の物流に対する価値観は3パターンに大別できる。
あくまでざっくりと区分しているので、足らずやはみだしが多々あることは承知している。
委託と内製の違いはあっても、物流に対する根本的な考え方や捉え方は、普段の言動の積み重ねから隠しようがない。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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