あまり大げさな表現はしたくないが、現状の物流総コストを形成する要素には実態を反映していないものがある。
個別要素が運営コストとして実計上される順序や時間に差が大きく、それが企業の利益管理や経営判断を難しくしている。
「徐々に首が締まってゆく」といった実感の表現が適当と思う。
掲題であきらかですが、今回は完全に余談であります。
物流のかしこまった技術論や方法論のハナシは一切出てきませぬ。
なので物流情報収集目的の方々はスルーしてください。
ただの「自己流よもやま話」です。
昨年の勤労感謝の日以来、久々の雑談・余談の回としますので、読前にご了承を。
この数か月、日本国内と海外のたくさんのWEBデザイン系サイトに掲示されている。
弊社WEBを閲覧してくださる方が増えるのはありがたいの一言だが、必ずしも物流ニーズではないところがちょっと寂しい。ただ、その先にいるクライアントに物流改善の必要があれば、弊社のことを思い出していただければいいな、なんていうことを淡く期待している。
40年来の友人が6人いる。
くされ縁としか言いようがなく、どいつもこいつも外見はきわめていかつい。
咬んだり吠えたりはしないが、短気で単純で言葉遣いが不自由である。
今やかなりおだやかになったが、見知らぬ他者から見れば相当にガラも悪い。
これまたわかりにくいハナシなのだろうか?
と書き始めたが、筆力の未熟なところはご容赦いただいて、是非とも読んでいただきたい。
庫内作業の基本的な要素を記したつもりなので、通常業務で物流にかかわり薄い経営層や営業部門、商品仕入・開発関連の方々は自社の現場で検証いただければ本望であります。
物流部門の方々には「あぁ、それね」と相槌を打っていただけると思う。
早朝の人気ない倉庫のヤード。
晩秋の紫がかった朝陽が徐々に射し込み始めるヤードを眺めていると、様々な出来事や人々を思い出す。
倉庫業務は確かな毎日を実感させてくれる。
目の前にある品物を自らの手で取扱い、自身の脚で歩いて運ぶ。
荷受、検収、検品、棚入、ピッキング、出荷梱包、整理整頓。
一心不乱、という言葉以外に表現しようのない作業者達の横顔が脳裏を過る。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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