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秋の行楽シーズン真っ盛りである11月の3連休。
しかしながら衰えぬコロナ禍によって人出も振るわず……という書き出しになるはずが、実際には各地大盛況だったようだ。
因果応報よろしく、年末にかけての感染爆発を案じる報道が盛んだ。
昨今の新設倉庫建屋は素晴らしいものが多い。
建屋の構えと仕事の中身が別物であるのはもちろんなのだが、同じ中身なら立派できれいで便利な方がよいはずだし、個人的にもまったく同じ感覚だ。
新しい≒きれい≒評価ポイント≒判断材料のひとつ≒報告項目
のような潜在意識が作用しているのだとしたら、新しくて大きいことは有利となる。
国産品に比して、輸入品、特にアパレルや雑貨の品質検品は厄介なことが多い。
輸入元として海外の製造元の生産技術や品質を理解把握し、国内市場に流通させるための検品や付け替え等の「的確で合理的」な作業指示書が用意できる会社は極めて少ない。
そしてそれができる会社は例外なく優良企業との誉れ高いことが常だし、私の知る限りは有名ブランドとなっている。
今や「まれに」となってしまったが、庫内作業者にはものすごい検品技術を持つ者がいる。
まさに職人、プロフェッショナルとしてあがめられて、みたいなオバチャンやオッチャン。
私の記憶にあるだけでも数人の顔が浮かぶ。
これに関連するハナシを以前書いたが、流れるような手さばきを傍で目にする者は、凝視したまま時間が過ぎる、、、というのはあながち誇張ではない。
倉庫業務の中で、検品ほど会社によって向き合い方の異なる業務はない。
まず「請ける・請けない」「やる・やらない」から選択肢が始まる。
次に「どこまで請けるのか」「どこまでやるのか」と続く。
更に「どこまで約束するのか」「どこまで責任をもつのか」、
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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